平家落人伝説は全国各地にありますが、
ここ伊勢市矢持町にある「久昌寺」は平知盛が隠れ住み、平家一門の供養のため創建したといわれるお寺です。
従者30名を率い、神宮の保護のもと険しい山を越え、この地に落ち延びたそうです。それ以来ここは平家の里と呼ばれています。
知盛といえば壇ノ浦の戦いで敗れ、碇をかついで海に沈み、海の藻くずと消えたはず… 🌊
イリュージョン?
ここから内宮までは2里(8km) 竜が峠を越えていきます。
途中には追っ手を防ぐためツタなどの仕掛けで、馬ごと谷に落とす「馬落とし」という場所も頂上付近にあります。
内宮側は台風の影響で荒れて、道が分かりにくなっているとの事なので、内宮まで行くには慣れた方と一緒に行った方が良いですね、山道ですので、4時間かかるそうです。
とても静かで川の流れる音しか聞こえません
小唄 「浪の上」を紹介します
小唄 「浪の上」
浪の上でもなぁ すっくと立って
そもそも我こそ桓武天皇九代の後胤
平の清盛 三男知盛 屋島の戦い
打ち負け残念 これまで現れた
そこで白柄のなぁ 薙刀小脇にかい込んで
弁慶久しや義経無事か
静もまめかと ゆうより早く
船の小縁を ぐるぐる廻って
海の中へ どんぶりこんと 飛び込んだ
平知盛が幽霊となって現れるという小唄「浪の上」です。